チ。トリビュートブック第Q集の内容・特典を解説！地球にいる全人類に読んでいただきたい一冊

漫画史に残る傑作「チ。ー地球の運動についてー」（以下、「チ。」）。

そのトリビュート本である「チ。トリビュートブック第Q集」は、「チ。」ファンのみならず全ての漫画好き、そして全人類に読んでほしい1冊です。

本記事では、「チ。トリビュートブック第Q集」の内容と特典について解説します。

※ネタバレなしで解説いたしますが、まっさらな気持ちで「チ。トリビュートブック第Q集」を読みたい人はご注意ください。

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「チ。トリビュートブック第Q集」とは？

「チ。トリビュートブック第Q集」は、漫画「チ。ー地球の運動についてー」のトリビュート本です。

トリビュート（tribute）とは、敬意や感謝の気持ちを表す言葉。

トリビュート本とは、特定の作品や人物への敬意や愛情を表して制作される書籍です。

原作者や関係者だけでなく、著名な漫画家や小説家、評論家などが参加し、それぞれの解釈や表現で作品の魅力を掘り下げます。

「チ。」は、中世ヨーロッパを舞台に、異端思想とされる地動説を研究する人々の姿を描いた作品です。

その圧倒的な設定と緻密なストーリー、そして読者の心を揺さぶる熱いメッセージは、多くの読者を魅了しました。

「チ。トリビュートブック第Q集」は、「チ。」の世界観をさらに深く掘り下げその魅力を余すことなく伝える1冊となっています。

表紙は星空のなかにラファウとフベルト。
この時点で良すぎる……

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チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」は、以下内容で構成されています。

参加した人々は以下です。

そうそうたるメンバーが集結し、それぞれの解釈で「チ。」の世界を表現しています。

普段漫画を読まない人でも、知っている名前があるのではないでしょうか。

それぞれの先生方の個性が光るトリビュート本は、まさに圧巻です。

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イラストパート：チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートは漫画家さんが参加しています。

それぞれイラストに加えて、チ。に対するコメント/文章が掲載されています。

以下7人の作家さんが参加しています。

板垣恵介（漫画家/代表作：グラップラー刃牙）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの1人目は、板垣恵介（漫画家）さん。

代表作は『グラップラー刃牙』シリーズや『餓狼伝』。

最初の言葉が「漫画的な手法を見ると―」なのですが、漫画家さんはそういう目線でみるのか～と。

高橋しん（漫画家/代表作：最終兵器彼女）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの2人目は、高橋しん（漫画家）さん。

代表作は『最終兵器彼女』『きみのカケラ』など。

こちらも冒頭の言葉ですが「作家にとって作品は1つの星です。」に刺さりました……。

二宮正明（漫画家/代表作：ガンニバル）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの3人目は、二宮正明（漫画家）さん。

代表作は『ガンニバル 』。

イラスト、めちゃくちゃかっこいいです。

「え！？その人物描く！？」でもそこが良い……。

松本大洋（漫画家/代表作：ピンポン）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの4人目は、松本大洋（漫画家）さん。

代表作は『鉄コン筋クリート』『ピンポン』など。

松本大洋さんの世界観で「チ。」をどう描くのかとても興味がありましたが、なるほど…。

コメントが「一文（短文）」なのですが、その一文の重みが良い…。ずしっときました。

真鍋昌平（漫画家/代表作：闇金ウシジマくん）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの5人目は、真鍋昌平（漫画家）さん。

代表作は『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』など。

きれいな絵のなかに、しっかりひどいシーン（というほどでもないですが）があってさすがだなと思いました。

三浦糀（漫画家/代表作：アオのハコ）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの6人目は、三浦糀（漫画家）さん。

代表作は『アオのハコ』、『先生、好きです。』など。

チ。に対する考察コメント、めっちゃよい。それをふまえてのイラストとのことです。

米代恭（漫画家/代表作：あげくの果てのカノン）

「チ。トリビュートブック第Q集」イラストパートの7人目は、米代恭（漫画家）さん。

代表作は『あげくの果てのカノン』。

イラストとても可愛い。

対談パート：チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」対談パートは「チ。」に関連した著名人の方が参加しています。

「チ。」の作者・魚豊（うおと）先生との対談です。

対談パートは、以下5人が参加。

津田健次郎（声優/ノヴァクの声の人）

「チ。トリビュートブック第Q集」対談パートの1人目は、津田健次郎（声優）さん。

みなさまご存じノヴァクの声の人。

津田健次郎さんはチ。がアニメ化される前に、「チ。」ファンを公言しており「ノヴァクを演じてみたい！」とおっしゃっていました。

▼その際のテレビ企画動画

n-buna（ヨルシカ/アニメ チ。ED曲担当）

「チ。トリビュートブック第Q集」対談パートの2人目は、n-buna（ヨルシカ）さん。

n-bunaさんは、男女2人組のロックバンド・ヨルシカのギタリスト兼作曲を担当しています。

野口聡一（宇宙飛行士）

「チ。トリビュートブック第Q集」対談パートの3人目は、野口聡一（宇宙飛行士）さん。

野口聡一さんは誰もが知る宇宙飛行士。

宇宙飛行士としてギネス世界記録に2つ認定されています。

野口聡一さんと魚豊（うおと）先生の対談は胸熱……！

もうこの一冊は全部パート、全部のコンテンツが良いですが、野口さんの対談は特に良い。

又吉直樹（ピース/芥川賞作家）

「チ。トリビュートブック第Q集」対談パートの4人目は、又吉直樹（ピース）さん。

お笑い芸人でありながら芥川賞作家という顔をもつ又吉直樹さん。

又吉直樹さんはお笑い芸人というよりも、ひとりの作家さんとして対談されているように感じます。

山口一郎（サカナクション/アニメ チ。OP曲担当）

「チ。トリビュートブック第Q集」対談パートの5人目は、山口一郎（サカナクション）さん。

山口一郎さんは、日本のシンガーソングライター兼ロックバンドサカナクションのボーカリスト・ギタリスト。

アニメ「チ。」のオープニングテーマ、怪獣……。めちゃくちゃ良いですよね。

そして先日フルが公開されましたが、もう山口さんめちゃくちゃ考えて作詞も作曲もされていて。

対談を読んだあとに、また怪獣を聞くと、さらに楽しめます。

▼サカナクション『怪獣』フル

詩パート：チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」詩パートは詩人・最果タヒさん1名が参加しています。

最果タヒ（詩人・小説家）

「チ。トリビュートブック第Q集」詩パートは、最果タヒさんが参加。

最果タヒさんは、第13回中原中也賞を受賞しており当時受賞最年少の21歳でした。

恥ずかしながら詩はあまり読んだことなかったのですが、この短い文章のなかでどれだけの惹きつける力をもっているのか。

圧巻でした。

エッセイパート：チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートは職業やカテゴリーは決まっておらず、さまざまなジャンルの人が執筆しています。

対談パートは、以下9人が参加。

青木龍一郎（ミュージシャン）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの1人目は、青木龍一郎（ミュージシャン）さん。

秋田ひろむ（ミュージシャン）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの2人目は、秋田ひろむ（ミュージシャン）さん。

冲方丁（小説家）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの3人目は、冲方丁（小説家）さん。

加藤拓也（脚本家・演出家・監督）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの4人目は、加藤拓也（脚本家・演出家・監督）さん。

佐々木敦（評論家）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの5人目は、佐々木敦（評論家）さん。

佐藤究（小説家）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの6人目は、佐藤究（小説家）さん。

荘子it（ミュージシャン）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの7人目は、荘子it（ミュージシャン）さん。

蓮見翔（脚本家）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの8人目は、蓮見翔（脚本家）さん。

ヤマトパンクス（ミュージシャン）

「チ。トリビュートブック第Q集」エッセイパートの9人目は、ヤマトパンクス（ミュージシャン）さん。

小説パート：チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」小説パートは朝井リョウさん1名が参加しています。

朝井リョウ（小説家/代表作：何者、正欲）

「チ。トリビュートブック第Q集」小説パートは、朝井リョウさんが参加。

2009年に『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビューし、2013年には『何者』で直木三十五賞を受賞しています。

朝井リョウさんの作品は、現代の若者の心理や社会問題をリアルに描き出すものが多く非常に引き付けられます。

評論パート：チ。トリビュートブック第Q集の内容

「チ。トリビュートブック第Q集」評論パートは、その道のプロ・有識者の方々が執筆しています。

評論パートは、以下4人が参加。

アダム・タカハシ（哲学史家）

「チ。トリビュートブック第Q集」評論パートの1人目は、アダム・タカハシ（哲学史家）さん。

石橋圭一（印刷博物館 学芸員）

「チ。トリビュートブック第Q集」評論パートの2人目は、石橋圭一（印刷博物館 学芸員）さん。

谷川嘉浩（哲学者）

「チ。トリビュートブック第Q集」評論パートの3人目は、谷川嘉浩（哲学者）さん。

三村太郎（東京大学 イスラーム科学史）

「チ。トリビュートブック第Q集」評論パートの4人目は、三村太郎（東京大学 イスラーム科学史）さん。

「チ。トリビュートブック第Q集」の特典

「チ。トリビュートブック第Q集」と調べると、予測変換で「特典」と出てきます。

「チ。トリビュートブック第Q集」は、公式の特典はありません。

しかし本屋さん独自に特典を配布している店舗があります。

『チ。ー地球の運動についてー』NHKでアニメ放送スタートが近づいてまいりました。コミック売場話題書の方で1巻から先日刊行されたトリビュート本の第Q集も併せて展開しております♪特典ステッカーはランダムで裏表紙に挟み込んであるのと、数に限りはございますがコミックレジでもお渡ししております pic.twitter.com/QJY33murzS

— ジュンク堂書店天満橋店コミック (@j_temma_comic) October 3, 2024

チ。のトリビュート本買ったら特典でステッカー貰えた。7巻のアルベルトさんだった。良い。

— よろ (@dddd_od) October 17, 2024

※「チ。トリビュートブック第Q集」限定ではなく、「チ。」シリーズを購入した特典
※数量限定のため在庫があるかは店舗確認が必要です

まとめ「チ。トリビュートブック第Q集」内容！全人類必読の1冊

本記事では「チ。トリビュートブック第Q集」の内容を紹介しました。

「チ。トリビュートブックQ集」は、「チ。」の世界観をさらに深く掘り下げ、その魅力を余すことなく伝える1冊です。

「チ。」ファンはもちろん、全ての漫画好き、そして全人類に読んでほしい。

ぜひ「チ。トリビュートブックQ集」を手に取り、「チ。」の世界を堪能してください。

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