トトロ都市伝説トトロは死神?本当かどうか検証!

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となりのトトロ都市伝説トトロは死神?本当かどうか検証!
目次

はじめに トトロ都市伝説トトロは死神?本当かどうか検証!

1988年に公開されたスタジオジブリの名作アニメ映画『となりのトトロ』
この映画は、日本だけでなく世界中で愛され、今なお多くの人々に影響を与え続けています。
しかし、このほのぼのとした物語には、実は恐ろしい都市伝説が存在することをご存知でしょうか?

今回は巷で語られている「トトロの都市伝説」について解説いたします。

▼となりのトトロ好きには是非読んでほしい、コンテ集です。映画で描き切れない設定やトトロの心の声とかものっていてめちゃくちゃ面白いです。

▼めいやさつきの年齢、家族のプロフィールに関しては以下記事で紹介しています。

都市伝説 トトロは死神?(=サツキとメイちゃんは死んでいる)

一番有名な都市伝説は「トトロは死神」(=サツキとメイちゃんは死んでいる)というものです。

出典:ジブリ公式

この都市伝説によると、トトロは実は「死神」であり、彼に出会った者は死ぬ運命にあると言われています。この説が広まった背景には、映画内のいくつかのシーンや設定が関係しています。

理由をいくつかピックアップ
・物語の途中からサツキとメイの影がついてない
→もうふたりは死んでいる or 死期が近いのでは?
・お母さんの病院へ行ったとき、トウモロコシは置いてあったけどサツキとメイには会っていない
→病院に行ったのなら会えばいいのに。会えないのはふたりが死んでいるから
・お母さんが窓の外をみているのに木に腰かけているサツキたちのことが見えていない
→死んでいるからふたりの姿が見えない
・「となりのトトロ」公式ポスターはサツキでもメイでもない謎の少女が描かれている
→この謎の少女も死んでいる or サツキとメイが死んだあとの次のターゲットがこの謎の少女

物語の中盤でメイが行方不明になるシーンがあります。この時、サツキが必死にメイを探し回りますが、彼女のサンダルが池で見つかるという不穏な展開が描かれます。この場面が「メイは実は溺れて死んでしまったのではないか」と解釈されることがあります。

さらに、その後サツキがトトロに助けを求めるシーンも、「トトロに出会うことで、サツキ自身も死んでしまった」という解釈がなされることがあります。これにより、「トトロ=死神」という説が生まれたのです。

トトロ都市伝説 噂を検証!

では、ここからトトロ都市伝説「トトロは死神」が語られるようになったシーンや設定を検証していきます。

トトロ都市伝説 物語の途中からサツキとメイの影がついてない

映画後半になると急にサツキとメイの影が消えています。このことから、「死んで幽霊になったために影が消えた」と解釈されています。

検証!
実は影がついていない場面は、日没直前・または日没後です。田舎の夜ですから影が無くなるのは当然なのです。ちなみに姉妹だけでなく犬やメイ捜索隊の影もありません。

ただ「え、明らかに日があるけど影がないよ」というシーンがあるのではないでしょうか。そのシーンも意図的に作成されております。
美術監督である男鹿和雄さんは、『となりのトトロ』において特に背景描写にこだわっており、影を用いて時間の経過を表していました。日があるのにサツキとメイの影がないシーンは彼女たちが太陽の真下にいる、つまり正午の時だったからなのです。

出典:ジブリ公式

トトロ都市伝説 池に落ちていたサンダルはメイのもの

サツキは「メイのじゃない」と否定していますが、メイが履いていたサンダルと色や形が全く同じ(ように見える)。その後、メイがサツキに発見された時、サンダルを片方履いていない。よって、メイは池で溺れて死亡したと解釈されています。

検証!
かなり似ていますが、実際に見比べるとデザインが違います!
また上記画像で貼り付けましたが、メイはちゃんとサンダルを両方履いています。

▼以下がメイちゃんのサンダル

出典:「となりのトトロ」1シーンより

▼以下が池でみつかったサンダル

出典:「となりのトトロ」1シーンより

トトロ都市伝説 お母さんに会わないのは不自然

サツキとメイは母親の入院する病院を訪ねてトウモロコシを渡すが、なぜか直接会わずに帰ってしまう。既に死んでいるから会えなかったのでは?

検証!
「となりのトトロ」は不思議な体験をした姉妹の成長物語です。
このシーンは、母親と触れ合いたい姉妹がトトロやネコバスの力を借りて成長した姿を描いており、母親に会いたいが成長して遠くから母親を見守ることができる(言い方悪いですが、我慢できるようになった)シーンを描いているのではないでしょうか。
汚れて傷のある姿を見せては母親も不安になってしまいますしね。

甘えん坊だった2人(特にメイ)がちょっぴり大人に成長した場面!ということです。

出典:ジブリ公式

トトロ都市伝説 二人の姿が両親には見えない

病床の母親がふと窓の外の木を見つめると、そこにサツキとメイが座っている。ところが、「今…サツキとメイが笑ったような気がしたの」と二人の存在に気付いていない。なぜ二人の姿が見えなかったのか?

検証!
これはあくまで予想ですが…
それは猫バスに乗る直前に気配に気づいたが、次の瞬間には猫バスに乗ってしまって見えなくなった…のではないでしょうか。(猫バスに乗るとサツキとメイの姿は見えなくなる)

直前に上記サツキとメイが木の上に座って母親を見ているシーンがあるので勘違いされた方も多いかと思いますが、母親が外を見たときにはサツキとメイは猫バスに乗り込んでいたのです。
もし、猫バスに乗っても見えるのならメイ捜索で乗ったサツキは、宙に浮きながら高速で移動している姿を見せなくてはなりません。

出典:ジブリ公式

トトロ都市伝説 ポスターに描かれている謎の少女

「となりのトトロ」公式ポスターには、サツキでもメイでもない謎の少女が描かれています
このことから「この謎の少女はトトロに会ったことで死んでいて、映画では次のサツキとメイが描かれている」 もしくは「 サツキとメイが死んだあとの次のターゲットがこの謎の少女」なのではないかと憶測がされました。

検証!
初期設定では主人公は1人の女の子だった!だけ!
宮崎駿監督は、作品を制作する前にイメージボードを作ることで有名です。その初期のイメージでは主人公の女の子は1人で、さつきがトトロに出会って傘を貸すことから始まる物語だったと言われています。
しかし最初にトトロに出会うのは、物怖じしない少女の方がいいと考え、めいという妹が誕生。正反対の性格を持った姉妹が登場する物語に変わっていったようです。

物語はサツキとメイというふたりの女の子を登場させることが決まったものの、宮崎駿監督はポスター(公式ビジュアル)に関しては「トトロのとなりにサツキとメイの二人が並ぶのはどうしても違う」と主張し、少女一人が描かれることになったそうです。

となりのトトロ 映画の裏設定やシンボリズム

『となりのトトロ』にはいくつかのシンボリズムや裏設定が隠されていることが指摘されています。
※シンボリズム…抽象的な考えや物事を、他の何かのシンボル(象徴)を使って表現する手法

例えば、トトロのデザインやその登場シーンは、自然界の精霊や神話的な存在を思わせるものがあります。日本の伝統文化において、死神や精霊が人々の運命に関与する存在として描かれることは珍しくありません。このことから、トトロが「死神」として解釈されることも理解できる部分があります。

また、物語の舞台である1950年代の日本は、戦後の復興期であり、多くの人々が家族や愛する人々を亡くした時代でもありました。そのため、死や喪失が作品のテーマに潜んでいると考える人もいます。

トトロ都市伝説 ジブリ公式の見解

ジブリ側はこの都市伝説について否定的な立場を取っています。
『となりのトトロ』は、あくまで自然と子供たちの純粋な心を描いた作品であり、死や暗いテーマを意図的に取り入れたわけではないとされています。しかし、ファンの間では今なお、この都市伝説が語り継がれており、その真偽を巡って議論が続いています。

まとめ となりのトトロ都市伝説トトロは死神?本当かどうか検証!

『となりのトトロ』は、子供から大人まで幅広い層に愛され続ける名作です。しかし、その裏に隠された都市伝説や解釈が、作品に対する新たな視点を提供していることも事実です。最終的には、映画をどのように解釈するかは観客次第であり、その自由な解釈がジブリ作品の魅力の一つでもあります。

皆さんも、もう一度『となりのトトロ』を観て、この都市伝説について考えてみてはいかがでしょうか?新たな発見や解釈があるかもしれません!

▼めいやさつきの年齢、家族のプロフィールに関しては以下記事で紹介しています。

▼となりのトトロ好きには是非読んでほしい、コンテ集です。映画で描き切れない設定やトトロの心の声とかものっていてめちゃくちゃ面白いです。

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