はじめに キングダム史実において国が滅びる順番は?ラストはどの国?誰が倒す?
漫画『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代末期を描いている作品です。
完全なるノンフィクション作品ではない(※)ですが、大きな流れは史実をもとに描いています。
(※インタビューで『キングダム』作者の原先生自身が、史実そのままだと面白くならないので脚色していると語っています)
漫画『キングダム』のファンにとって、現在の7国(秦、楚、斉、燕、趙、魏、韓)が史実でどの順番で滅びるのか気になるのではないでしょうか。
今回は
・秦国は中華を統一できるのか
・キングダムの7国が、史実において国が滅びる順番
・誰がその国を倒すのか
を紹介します。
『キングダム』のネタバレになりますので、理解の上お楽しみください。
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戦国七雄とは?
まず、戦国七雄について簡単に説明します。
「キングダム 史実」と調べると「戦国七雄」とよく出てくるのでないでしょうか。
戦国七雄とは、戦国時代の中国において最も勢力を誇った七つの国々を指します。
これらの国々が、現在キングダムで描かれている秦、楚、斉、燕、趙、魏、韓です。
キングダム秦国は中華統一できるのか?
結論、できます!
これは中華の歴史上初めての快挙となります。(キングダムでも「中華の歴史上、そんなことはできない」とみんな仰っていますが嬴政(えいせい)は成し遂げます。)
有名ですが、嬴政(えいせい)は、中国の初代皇帝「始皇帝」となります。
キングダムを読んでから、始皇帝のWikipedia読むと面白いですよ。
キングダム 史実にもとづく国が滅びる順番は?
ではさっそく、滅亡の順番です。
韓 滅亡(紀元前230年)
韓は戦国七雄の中で最も早く滅亡しました。紀元前230年です。
滅ぼしたのは騰です!
騰率いる秦軍が韓に攻め、韓王安は捕虜となったことにより韓は滅亡しました。
また韓の公子である韓非が、国力増強を説いた「韓非子」という書籍を執筆しました。
韓では「韓非子」が認められなかったのですが、嬴政(えいせい)が法治国家を目指す秦国には必要な内容と気にいり秦国が中華統一に向かう一因となります。
この内容70巻に記載されていますね。少しずつ中華統一に向かっている~!とワクワクしてしまいました。
▼真ん中にいるのが韓非です。
趙 滅亡(紀元前228年)
韓に続いて滅んだのは趙です。紀元前228年です。
キングダム読者は驚かれるのではないでしょうか。
そう、圧倒的ライバルの李牧率いる趙国は意外にも2番目に滅んでしまうのです。
王翦が趙を攻めいります。
が、李牧が侵略を食い止めます。
状況を打開すべく、秦によって買収された幽繆王お気に入りの重臣郭開が「李牧と司馬昭が謀反を企てている」と嘘の情報を流し、秦軍を撃退し続けた李牧が王によって殺されてしまいます。
また、司馬尚も更迭され、紀元前228年、趙の都・邯鄲が落ち、趙は滅亡します。
この趙を滅亡させたといってもよい幽繆王は、キングダム59~60巻にすでに登場しています。59巻~60巻でも李牧は幽繆王に振り回されていますが(というか逃げていますが)、最後の最後も自国の王・幽繆王によって邪魔されてしまうのです。
魏 滅亡(紀元前225年)
魏は紀元前225年に秦によって滅ぼされました。
王賁が魏の首都大梁を攻撃し、魏の王である魏臻を捕えました。これにより、魏は秦の一部となり滅亡します。
魏の首都大梁は、守るに易く・攻めるに難い城であったため、秦軍の攻めをまったく寄せ付けませんでした。
そこで王賁は、大梁に黄河の水を引いて水攻めにしました。大梁は洪水によって破壊され、城壁が崩壊し、魏は滅亡したのです。
王賁は『キングダム』でも頭の切れる強キャラとして描かれておりますが
史実を読んだらまあすごい。強いし賢い。
楚 滅亡(紀元前223年)
楚は紀元前223年に滅びました。
こちらもキングダム読者は驚くのではないでしょうか。
大国&強国として描かれている楚は最後ではなく4番目に滅びます。
楚は媧燐さんがいる国ですね。
紀元前225年に李信と蒙恬が楚に侵攻しますが、楚の項燕に大敗してしまいます。
(え!信と蒙恬、大敗してしまうの!という驚き)
その後、紀元前223年に大軍を率いた王翦が攻め入ります。
李信と蒙恬に勝った項燕でしたが、こちらは歯が立たず…。
そして楚は、秦の昌平君を楚王にして王翦軍と戦います。
え!あ、あの昌平君を楚王に!?
私も最初に史実を呼んだ時は驚いたのですが、あの昌平君が敵になってしまうんですよ。
漫画で描かれたらとっても面白そうですよね。
この戦いで、昌平君は敗れ戦死してしまいます。
▼昌平君については以下記事で熱く語っておりますので是非ご覧ください。
燕 滅亡(紀元前222年)
燕は紀元前222年に滅ぼされました。
王賁が燕の首都蓟を攻撃し、燕の王である燕太子丹を捕えました。これにより、燕は秦の支配下に入りました。(またまたほん様です。)
燕は秦国から遠いこともあり、キングダムではあまりまだ出番がないですが、
合従軍編で「オルド」がいた国ですよ。
斉 滅亡(紀元前221年)
最後に滅びたのは斉です。
紀元前221年、王賁・李信・蒙恬が斉国を攻めます。
斉国の王・建は抵抗することなく捕虜とされ、斉国は滅びたのです。
キングダム45巻で、斉王・王建王が来秦し
「政が今と態度を変えないのなら、全中華の舵取りを政に任せてもよい」と断言するシーン(口約束だけであるが、斉は秦に降伏するシーン)がありますが、この伏線回収がやっとここでできるのではないかと思います。
そしてそして、最後の「中華統一」が、王賁・李信・蒙恬の3人って熱すぎませんか?!
まさにラストにふさわしい。
どこまで漫画『キングダム』が描かれるかわかりませんが、3人が最後の攻め入り→中華統一は胸が熱い流れだなと感じました。
まとめ キングダム 史実において国が滅びる順番は?ラストはどの国?誰が倒す?
以上『キングダム 史実において国が滅びる順番は?ラストはどの国?誰が倒す?』でした。
『キングダム』を読む際には、これらの史実を念頭に置くと、より一層物語を楽しむことができるではないでしょうか。是非お楽しみください!
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